今日の本
- 俊平 1/50(山本貴嗣/タツミコミックス/辰巳出版)
- 居眠り磐音江戸草子 陽炎ノ辻(佐伯泰英/双葉文庫/双葉社)
- 居眠り磐音江戸草子 寒雷ノ坂(佐伯泰英/双葉文庫/双葉社)
- 水鏡奇譚(近藤ようこ/青林工藝社)
- 作者: 山本貴嗣,柳田理科雄
- 出版社/メーカー: 辰巳出版
- 発売日: 2005/01/20
- メディア: コミック
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- 作者: 佐伯泰英
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2002/04/09
- メディア: 文庫
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- 作者: 佐伯泰英
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2002/07/09
- メディア: 文庫
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- 作者: 近藤ようこ
- 出版社/メーカー: 青林工芸舎
- 発売日: 2004/05
- メディア: コミック
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「俊平 1/50」は柳田理科雄が科学監修についているが、考証が中途半端というか、藪をつついて蛇というか……。宇宙の三大定数「光速度」「万有引力定数」「プランク定数」を変化させることによって物体の大きさを50分の1にっ!! というストーリーなのに、そんな普通に、水の粘性がどうの、見かけの力の大きさがどうの、という話ばっかりでいいのか? そんな重箱の隅ばっかりつついてないで、質量保存則ぐらいは指摘してやれよ。身長が50分の1になったからって、体重まで無条件に50分の1になったはずが無かろうが。というか、柳田の科学考証はいつもそうだが、特殊相対性理論の世界にニュートン物理学の常識を持ち込んで云々してる感じ。だからいつも、微妙にずれた感じがする。ひとことで言えば「場違い」か。
佐伯泰英は、前回買っていた「大黒屋総兵衛」がB級ど真ん中な小説だったこともあって、実のところあまり期待していない。しかし「陽炎の辻」は主人公の故国とか文章の雰囲気とか、かなり藤沢周平に似ているような気が……。もしかして「周平レプリカ作品」を狙っているのかも知れない。