[行状] 鋼の錬金術師

すでに昨日のことになるが、「鋼の錬金術師」(1・2巻)を購入した。
感想(第一印象)。面白い。続きを読みたい。
感想(第二印象)。しかし、いったん最終巻まで読み終えたら、二度と読み返さないだろうと思う。
勢いはあるが、味わいがない。
最近、こういう本やマンガが増えたような気がする。読んでいる間は続きが読みたくてしかたがないんだけど、いっぺん読み終えるともうどうでも良くなる、ってのが。一度しか読まないのだから、これを買うのは損だ。あるいは買ったとしても、読み終えたら BOOK OFF かどこか古本屋に売ってしまうとか。
たとえば「寄生獣」なんかは、読み終えた後でもう一度読みたくなるマンガだ。最初から読み返して、物語をもう一度味わいたいと思う。
対して「鋼の錬金術師」は、どうもそういうマンガでは無いようだ。そう思うのは俺だけかも知れないが。いちおう言っとくけど、面白いことは面白い。問題は、繰り返し味わいたいと思うような面白さかどうかなんだよな。
そんなわけで、3巻以降を買うべきか否か、悩んでいる。買えばほぼ間違いなく、読了と同時に古本屋に売ることになると思うのだが、売るために買うってのもなあ。