一人時間差

まだ体がだるいが、だいぶマシになってきた。2日間、会社を休んだかいがあった。いや本当は火曜日のうちに休めばよかったんだろうけど。
ところで、風邪薬は大抵そうだと思うんだが、「食後30分以内に服用」と説明書に書いてある。ようするに食事の後に服みやがれ、ということなのだろうが、これは当然ながら「次の食事を摂るころには薬の効果は切れてますよ」ということも意味していると考えていいだろう。でないと効き目が重複してえらいことになりそうだ。
しかし「次の食事を摂るころには薬の効果は切れている」とはどういうことか? それってつまり、病気の症状が最も強く出ている時ってことではないのか。早い話が「熱が出てきて、体がぞくぞくして、あまつさえ奥歯が勝手にカタカタ震えてたりして、しつこい頭痛で頭がガンガンしてて、意識がもうろうとしかかっていて、身体中だるくて、ああ横になってぐったりしていたい、飯なんか今はいいや」という状態になっている時なのではないか。
そういうときに「食後って云うからにはまず腹に何か入れとかないとな」ってことで喰いたくもない食事を無理に詰め込んだとする。しかし薬が効いてくるのは早くても1時間後なのでしばらくは状況は改善せず、そうこうしているうちにますます具合が悪くなって、あまつさえ喰ったばかりのものを全部吐いてしまう、などということになりかねない……のではないか。
これは良くない。

実際、今回の風邪で気がついたのだが、薬が効いているうちは体調も普段通りに近く、それなりに食欲もある。食事なんて薬の前座としてほとんど形だけ摂取したものなので、その頃になって急に空腹感が感じられたりもする。

ということで。一人時間差攻撃だ。

  1. 形だけの軽い食事を摂り、食後に風邪薬を服用する
  2. しばらく(1〜2時間程度)して体調が良くなってきたら、ここぞとばかりにちゃんとした食事を摂る
  3. 次の食事どきには薬の効果が薄くなってきているはずなので、(1)に戻って以下無限ループ

というわけで、薬を服むための食事と、栄養補給のための食事を別々に摂るのだ。うむ、これなら無理なくいけそうだ。

残念ながら、俺がこの方法に気がついたときには、すでにだいぶ回復してきたところだったため、わざわざ時間差を設けなくても普通に食事できてしまったのが残念といえば残念。

次に風邪ひいたときに実行してみよう。……その時まで覚えていたらだけど。