渋谷駅東口の歩道橋

1ヶ月くらい前(だと思う)から、渋谷駅東口にある歩道橋の改修工事が始まっている。

歩道橋と言っても、この歩道橋はただの歩道橋ではなく、複数の歩道橋が縦横無尽に接続された複合的な歩道橋だ。複合的な歩道橋ではあるが、でも仙台駅前にあるペデストリアン・デッキのような整備されたものでもない。あくまでも「歩道橋」というレベルの歩道橋。

仙台駅前のペデストリアン・デッキは、駅前周辺のビルを有機的に結合させる構造物で、ペデストリアン・デッキを通って各ビルの2階へ直接に出入りできる。アオイ書店なんか、たぶん1階より2階から出入りする客のほうが多いんじゃなかろうか。

これに似たものは新宿駅西口にもあるが、規模はだいぶ小さい。新宿駅から小田急ハルクへ繋がり、さらにその向こうにあるビル(名前は知らん)にくっついて、終わり。まあ、本当はもうちょっと先まで伸びているけれど、その先の部分はむしろ「歩道橋」だし。

で、渋谷駅東口の歩道橋だが、これはどこをどう見ても歩道橋でしかない。初めて見た時は「おおっ!! ペデストリアン・デッキ!!」と思ったのだが、しかしビルの2階に繋がっている訳でもなく、いったん地上に降りなければ目的のお店には入れない。しかも歩道橋の繋がり方が非常に煩雑な繋がり方をしており、場所によっては同じ方向に2つの歩道橋が並んで延びていたりする。馴れないとどこをどう歩いていいのか分からない。

今回の改修工事がどういう意図のものかは知らないが、どうせならペデストリアン・デッキに改造してくれないものか。